「紙もの」と呼ばれる、印刷された紙片のコレクションが家に積み重なっています。それでもなお、また新たな「なにか」を求めて、ネットで調べたり、まちなかをつぶさに観察してみたり。そんな日々。
実は王道と呼ばれるような「収集対象」でも自分で気づかないとなかなか対象になりません。
そんなとき、たまたま一枚の宝くじを目にしました。
もちろん宝くじは知っています。買ったこともあります。最近はスクラッチだとか、自分でマークシートに記入して買ったりとか、スポーツくじだとかいろんなのがあることも知ってはいました。
が、そのたまたま見た宝くじの絵柄は、ある鉄道路線の電化開業を記念したものでした。
記念切符じゃなくて、宝くじにもそういう記念ものってあるのか……。
ということに気づいてしまったら、他の図柄も気になります。そういえば毎回イラストは違うんだよね。結構可愛いのでは? しかも一枚高くても300円だし。万が一にも当たったらもうけもの。そうじゃなくても、そのくらいの安価で買えるコレクションというのは気軽でよいのでは……? みたいに坂を転げ落ちるような思考の末、町で宝くじ売り場を見つけるたびに、そのとき販売している紙片での宝くじを一枚ずつ買うようになりました。
この紙片の宝くじにも表題があり、つまりは主催が違うのだということも買い始めてから理解しました。
地域名がついているものは、その地域でしか買えません。それぞれに「第○回」という開催回数がついています。この回数は、スクラッチくじと共通なので、紙片の宝くじを並べてみても、必ずしも連番にはなりません。
千葉県在住ですので、普段は「関東・中部・東北」がメインですが、東京に出たときなど、忘れずに宝くじ売り場を覗きます。もちろん関西に遠征したときも忘れずに。
買って、とりあえず当選しているかどうかを確認して、確認が終わったものについては、ホームセンターなどで売っているクリスタルパックというフィルム袋に入れて、スクラップブックにマスキングテープで止めています。
当初はテイジーさんの3段リフィルを使っていたのですが、ちょっとコストがかかり過ぎちゃうので、お安く済む方法を考えた結果、こうなりました。そろそろ一冊目のスクラップブックが終わります。
結構きれいですよ。
集めてるんですよ、なんて話をすると、友人知人の家にも、はずれくじがなぜか捨てられずに残っていたりして、それを貰い受けたりして。同じくじが100枚くらい束になってたりすると、oh……とか思ってしまいますが、その中から一枚だけいただきます。
かつては、宝くじ専門誌だとか、収集家同士の交流誌なんかもあったようです。少し遅かったか。オークションなどにも出品されていますが、まあ、のんびりやりましょう。
科学万博記念の宝くじ。実は博覧会と宝くじというのも切り離せない関係があるんですよね。そのあたりの話はまた今度。