やまがたの棚田カードは、2018年の4月に知りました。ちょうど発行された直後だったでしょうか。その後第二弾まで発行され、現在では15箇所で配布されています。
配布場所に書かれている住所を地図にプロットしてみるとわかるんですが、どれもかなりの山奥です。
山形県は「庄内平野の米作り」で知られるような土地で、どこにでも田んぼがあるんですが、つまりそれは「平野の田んぼ」なんです。棚田は、平野じゃないんです!
その上で、配布場所は常時人がいる場所に限られるので、公民館とか直売所になるわけですが……。なかなかわかりにくいですし、その上、不定休だの平日のみだの……。ああ、ハードル高い……。
たとえば、「村山市たも山」としか書かれていない直売所、地図で検索するとこんなです。
この範囲内のどこかに、直売所がある、としかわからないのです。無茶をおっしゃるわあ……。
それでも、今回3箇所ほどでいただくことができました。
朝日町の「椹平」はすばらしい景観で、心底行ってよかったと思うけど(写真はうまく撮れませんでした)、たどり着くまでは苦労の連続で。ほんとにここかな……という細い細い道を進み、農家の庭に入り込みそうになったり。舗装も簡易な超坂道だけど、ここを行くしかない。ワダチあるから、ままよ! みたいに進んだとか。結局は別のルートからなら舗装された普通の道があったんですが、住所をプロットしてそこに行こうとするとたまにこういうことがあります。
どこかのカードみたいに、配布場所で「なにそれ?」などと言われることはありません。みなさん親切で、あーあー! よく知ってるね! みたいな感じで対応してくださるのは気持ち良いです。
カードのデザインもすっきりしてて、ああ、これはもっと集めたいなあ。でも、田んぼがきれいに見えるシーズンはまもなく終わってしまうぞ……。