みちくさの技法

大人として身につけるべき「みちくさ」「かいぐい」「うたたね」のうちの「みちくさ」について、私の小さな事例をご紹介して参ります。

私の好きな「学北橋」

徳島県には「とくしまブリッジカード」なるものがあります。

 

www.pref.tokushima.lg.jp

これは吉野川にかかる橋を撮影して、配布場所にて写真を見せると、該当の橋のカードがもらえるというものです。

条件がいろいろとあるようで、ふむふむと読んでいたところ、不思議な記述が目に入りました。

1 学北橋は学島橋のすぐ北側に土砂に埋もれた状態になっています。

?? どういうことでしょう??

……まあ、行ってみたらわかる! というわけで、まずは学島橋へ。

学島橋

はーっ。素敵。典型的な沈下橋ですね。欄干も無く、低い。途中での車の離合は無理そうです。車通りは多くはありませんが、撮影したりしている間に何台かはやってきましたので、少ないわけでもなさそうです。

右側にちょっと写っていますが、橋の名前を記した銘板が埋め込まれています。

学島橋(銘板)

さて、では渡りましょう。向こうから車が来ないことを確認して、渡ります。

渡りきった先は、こんな感じになっています。

学島橋を渡りきった場所

狭い一車線ですが、なんの変哲もないヤブというか、なんというか。

ところが、この狭い部分の、右下に、銘板があるのです。

学北橋(銘板)

すみません、あまりにも本当に埋もれていたので、少し落ち葉を除けてから撮りました。

つまり先程のヤブのような一車線の写真の下に、学北橋は埋もれています。というか、あれが学北橋そのものです。

キャプションを変えて再度写真を貼ると、

学北橋

ということになります。

もう少し橋らしい感じなのかと思っていましたので、本当に驚きました……。

 

この場所を撮影して、もらったブリッジカードも、

とくしまブリッジカード「学北橋」

これですからね。私と反対側から撮影しているものだと思われます。

四国の沈下橋は大好物ですが、本当に沈下したままになっている橋があるとか、最高ではありませんか。

JR徳島線学駅から北に進んで吉野川に当たった先にあります。