みちくさの技法

大人として身につけるべき「みちくさ」「かいぐい」「うたたね」のうちの「みちくさ」について、私の小さな事例をご紹介して参ります。

「御菓印」が始まりました

もう先週の話なのですが、日本橋三越で開催されていた「全国銘菓展」に行ってきました。

以前より私、「全国銘産菓子工業協同組合」に注目していました。ここのお菓子食べたら、日本の主だったお菓子制覇になるかしら……と思いまして。
動画で銘菓レビューとかやりたいなーとか思っていたこともあって、組合に参加している銘店をチェックして、リストも作成済みだったのです。みすず飴や、赤福、五勝手屋羊羹など、食べたことあるものもいくつかはありましたけれど、まだまだ未知の世界です。

その組合が、「御菓印」を始めることになりました。御朱印っぽいものの最新版。本店に来た人にだけ授与するというのが基本のレギュレーションです。おもしろそうではないですか。

www.ajiwai.or.jp


乗っかることにしたんですが、その銘店が一同に介するのが、日本橋三越の全国銘菓展なわけです。なんと第77回。

 

行ってみますと、結構「御菓印」を前面に押し出しています。各お菓子店のブースにも御菓印が張り出されているところが多いです。300円ぐらいで買えるならば片っ端から買っても良かったのですが、今回はすべて「1,500円以上お買い物した人にプレゼント」という形式でした。
本店まで出かけて行って、そういうレギュレーションならば良いのですが(一日に何店も行けませんので)、そういうお店がずらりと並ぶところでは、まあ、無理です。
御菓印に参加しているのが、35店。そこで、1,500円以上のお買い物をするとなると……、まあ、ざっくり5万円。日本橋でお買い物するマダムならば驚くような数字じゃないかもしれないけど……、私には無理。
入り口で配布されている会場内案内図のチラシの裏面は、なんと御菓印チェックリストでした。全部ゲットした方はいらっしゃるのかしら……。

 

しかし、ここでしか入手できない品もあります。それが「全国銘菓展の御菓印」です。特設コーナーで、1,500円以上お買い物をするともらえます。桜餅とどら焼きだけ各店から集めたコーナーがあったので、カゴを持ってぽいぽいと買っていきます。一個の単価が安いから、結構たくさん買うことになりました。
さらに、御菓印帳も売っていました。2,750円(税込)で、蛇腹のポケット式。全国の加盟店でも発売しているそうですから、慌てて買うことはありませんが、やはりスターターキットとして欲しいので、購入。

 

さて。
そこまで無事買えましたが、せっかくいらっしゃる35店に背を向けて帰るのもなんとなくもったいない気もします。じゃあ、京都と東京とでそれぞれ御菓印を発行している「とらや」で買い物して行きましょう。巾着に入った羊羹セットと小さい羊羹を一つ買って、ゲット。日付もちゃんと入っていました。

そうそう、実は、記念スタンプというか、小さい浸透式印が会場の二箇所に置いてあり、自由に押印できました。これは、もらった御菓印に「第77回全銘展」という文字を入れるものですね。紙も置いてあるし、ご自由にどうぞって感じです。

会場にあったはんこ

帰宅後、少しずつ買ってきた桜餅やどら焼きを食べました。一流店しかないので、どれも美味しいですが、私は越乃雪本舗大和屋さんの桜餅に完全に心奪われました。

 

京都在住の友人が、地元のとある本店に行かれたそうですが、「東京だけ」だと言われたそうです。そんなわけはないはずですが、始まったばかりでまだわかっていないところもあるのでしょう。わざわざ地方に出かけてそんなこと言われたら立ち直れない……。

機関誌「あじわい」もあじわい深いです