毎年翻弄されまくっております、公共配布カード。インフラカードなどとも呼ばれていますが、要はダムカード的なアレです。それらのカードについて、収集してきた今年一年を振り返ってみようかと思います。
◆ダムカード
コロナ禍により3月から11月までの長期間、公式に配布を休止しました。ひと気もさして無いような山奥で、どれほどの効果があるものかなとは思いますが、あらゆる人の移動を制限した時期ですので、仕方がありません。
休止期間中にも実は公式サイトの配布情報は更新されており、いくつかの追加がなされていたりしました。栃木県が独自に配布していた分が公式化されたのが大きな変化かしら。八ッ場ダムが待ちかねた「Ver.1.0」を発行しましたが、これも配布開始が11月まで延期となっていました。
関連では、ぐんまのダムかるたが大きなイベントでした。県内44箇所で、公式のダムカードが存在していないところでも配布がされています。600冊用意されたホルダーが2日でなくなってしまったなど、カード収集の人気を裏付ける話だと思います。カードが5,000枚あって、ホルダーが600というのは、少ないけれど、むちゃくちゃ少ないとまでは言えない数字で、さすがに予想外だったと思われます。
こちらはともかく、牛秣ダムが早期に在庫切れになってしまった件については、管理のずさんさが原因なのでは? と思わざるを得ません。どう考えても一二を争うほどにマイナーなダムが、八ッ場や藤原などの人気ダムより早くなくなるなどあり得ないですもの。ご自由にお持ちくださいと書いたことで、本当に自由に持っていってしまった輩がいたのかなと推測します。
○○周年の記念カードもちらほら出ていますね。まとまった情報が定期的に掲載されるような場所が欲しいわ。
(上州かるたでは、とった数が同数だった場合「つ」のカードを持ってる人が勝ち、というルールがあるそうなので、「つ」だった牛秣が人気だったというまことしやかな説もありますが)
◆マンホールカード
こちらもコロナの影響を受けて、配布を休止するなどした自治体が散見されました。そうした措置そのものはやむなきものです。
しかし、再開した直後、わずか3日で配布を終了してしまった浦安市のケースについては、いささか疑問です。在庫が無くなったら終了という「継続的に配布をすること」というカード発行要件にも反した文言を公式に述べており、どう考えても「圧倒的に足りなかった」と言わざるを得ません。土日を一度も挟まずに終了ともなると、どういう層が集まったのか、気になるのではありますが。それにしたって、足りない。もはや1ロット2,000枚だけでは賄えぬ数の収集家が育っている、と考えたほうがよいと思います。
浦安だけでなく、その後の我孫子市も早々に終了しており、こちらは増刷を計画していると述べているようで、少し安心です。
私は一時的な品切れは許容しますが、増刷に否定的な自治体については、問題があると考えます。最初から継続的にやれよって言われてるのに。
東京の金色スペシャルマンホールカードも配布開始は遅れましたが無事スタートしました。こちらはなくなったら増刷するのかな。赤羽など来た人みんなに声かけて配ってたので、早くなくなるかもしれません。
◆ロゲットカード
マンホールカードの仕掛け人が満を持して投入した新規のカード。全国の観光地にて、条件を満たした場合にもらえるものです。コロナの影響をもろに食らってしまうような場所が多く、やや心配しています。
配布場所が、ほとんどいわゆる「デートスポット」ですよね。カードの収集家って、なんとなくの印象ですが、独身者が多くて、なかなか厳しいのに……と思っていたりはします。や、私もですが。私はスタンプやメダルのために、今までも一人遊園地や動物園、水族館など普通にやってきたので……(誇ってよいものやら……)。
こうしたお買い物のおまけとしてもらえるグッズは、1,000円程度が相場だと私は感じています。それを超えると、ちょっと……と思うなあ。3,000円とか言われると欲張り過ぎでは? と感じます。足元見られてる気がするんだよ。
もらったけどさ。
◆水の恵みカード
2020年の後半に一気に増えました。しかし、平日のみの事務所配布がほとんどで、月金勤務者にはややきつい……。農産物直売所などで休日も配布していただけるともう少し楽なのですが。あと、なんで同じデザインで3色とか作っちゃうの……。色にも意味があるのかなと思ってたけど、どうやら、無いですね、これ。
◆栃木のカード攻勢
毎年そうですが、今年も栃木が頑張っていました。公園カード、橋・トンネルカードに加えて、発電所カードまで。台紙もよくできていて、好印象です。たいへんですけれど。
◆ジオカード
天草ジオパークは2020年3月末で日本ジオパークネットワークから脱退しました。ここはジオカード配布していました。
◆ロケ地カード
今思えば、ああ、今年だったのかこれーって感じですね。よい企画でしたが、今の所カードが新たに増えたりはしていないようです。
◆カードプレゼント企画
中部電力がTwitterにて、RTキャンペーンにてカードプレゼント企画を3回開催しました。友人の協力もあって、2枚は入手できましたが、3枚めは落としてしまいましたわ。
こういう形式はおもしろいですが、コンプリートを目指すとなると、たいへんです……。
◆砂防カード
じわじわと増加していた砂防カード、今年もまた群馬や栃木などで追加されました。
とある砂防事務所がつぶやきにて「120種類ある」とおっしゃったのを見て、そんなに!? と情報を再収集しましたが……。拾い切れていない気がします。
◆空港カード
新潟県の、新潟空港と佐渡空港にて配布を開始したものです。新潟では、空港内のスタンプラリーでもらえます。
◆コンプリートカード
私は必ずしもコンプリートできなくても仕方がない、と思っていますが(品切れはあるわ、早くに無くなったりすることもあるわで、たいへんなので)、全部集めると特製カードがもらえると言われたら頑張るしかありません。農業施設カードではもらえましたが、千曲地区の橋カードは、カードに品切れが生じて無念でした。
◆滝カード
山口県のケーブルテレビ局が放送している「にんげんのGO!」という番組にて発行しているカードが「滝カード」です。番組内で探索した滝のカードを毎回作成しているんですね。
通常は番組を見た人から申し込みがあったら送ってらっしゃるようですが、私は県外だしテレビ見れないし……とあきらめかけていたんですが、ブログにてコレクションしてる業の深い人!(とは言ってませんが)は見せてくれたら送るよ! と言ってくださりまして。さっそくお送りして、ブログにも載せていただいたりしました。
ありがたいありがたい。今見たら、鳥カードとかも作ってらっしゃる。GOが深い……。
ここに紹介しなかったものでも、数多くのカードに翻弄されました。土岐市の文化財カード、陸閘カード、京都縦貫道カード、棚田カード、ウィンズのトレカ、長野や岐阜の発電所カード、ああそうだ長野の土木カードシリーズもたいへんだった……。てらカードに地団カードに……。
収集活動は楽しいです。楽しいですが、あと残り少ないです! とか煽られるのは、好きじゃありません。そこばっかりに関わっていられないんだよ! という意味不明な逆ギレをしそうになります。じゃあ来るなと言われてしまいそうなアレですが、来るな、で、本当にいいんでしょうか。
カードによって、未知の場所に行くのは楽しいです。こんなところ関係者じゃないのに入っていいのかな? みたいな場所もわくわくするし。
コロナ禍により、配布元が配布できなくなっちゃったケースもいくつかありました(感染者が出ちゃったのね)。そういうのは早々に終息を願います。
来年こそは。心穏やかに。まだ見ぬ素敵なカードに出会えますように。
こんなたいへんな時期ではありますが。よいお年をお迎えください!