みちくさの技法

大人として身につけるべき「みちくさ」「かいぐい」「うたたね」のうちの「みちくさ」について、私の小さな事例をご紹介して参ります。

棚田に恋はできたかな?

「棚田に恋」は農林水産省が主導でスタートしたキャンペーンです。

棚田カードを発行して、全国の棚田に足を運んでもらおうというものですね。

棚田というものにあまり馴染みが無かった私ですが、昨年、山形独自制作の棚田カードをもらいにいって、あまりの素晴らしい光景に声を失いました。朝日町の椹平。あれはまた見たい。

まだ見ぬすごい風景ってまだあるものなんだな。そういうのにいざなってもらえて、カードがもらえるのか。楽しみー。

www.maff.go.jp

……と、思っていたんですが。

 

7月の中旬くらいに始まって、3ヶ月と少し。

すでに「配布終了」のカードが出てきてしまって、私の棚田への恋は終わりかけています。先週中部地区で数箇所の配布場所に訪れましたが、Webサイトに配布終了と書かれていないにも関わらず、もうありませんという回答でした。

(正直、聞かれすぎてうんざりぐらいのお顔で言われましたわ)

「棚田カードの発行枚数には限りがあるため、配布終了となることがございます」とサイトには書いてあります。しかし、いくらなんでも早すぎません?

3ヶ月(にも満たないところありましたよね)で全国56箇所、無理でしょ。

 

パンフレットは、

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棚田に恋パンフレット

こんな可愛いやつ。これは今でもまだ配布場所でよく見かけます。

カードは、

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棚田カード 赤岩

トレカサイズのカードを差し込めるケースつきのA5サイズ。左側にとじ穴もあって、収納しやすいですね。グッドデザインなんですよ。裏面の解説も丁寧で情報量も多い。カードだけじゃ足りない部分を台紙が補ってて、よいものなんです。

……ただまあちょっとコストかけすぎな気はして、これ長持ちはしないなと思ったのも事実です。これならA5の台紙だけでもよかったのでは……?

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棚田カード 真沢

ここなどは、私の前の人で品切れしてしまったそうで、また入荷するから着払いで送るよ、とわざわざ送っていただいたものです。

このような追加発注がどれだけ可能なのか、どういう仕組なのかはよくわかりません。が、明らかに需要と供給のバランスがよくないように思います。

刈り入れの時期も終えて、今年の棚田見学のシーズンは終わったかなと思います。しかし、こういう全国のキャンペーンは少なくとも1年。希望としては3年ぐらいは継続していただけないと集めようという気になれません。

来年以降、棚田に恋のサイトに、どーんと増刷したよ! だから安心して遊びに来てね! という文字が踊ることを期待しています。