みちくさの技法

大人として身につけるべき「みちくさ」「かいぐい」「うたたね」のうちの「みちくさ」について、私の小さな事例をご紹介して参ります。

利北分校と大東分校(跡)をたずねる

利根川河口堰から分岐して、中洲をひたすらに走る快走路があります。佐原側から走ると、県道101号を川沿いに直進する道です。

ここに、分校(跡)入り口の看板が、続けて設置されています。

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現役当時からあった案内看板が閉校になってからも存続し、律儀に「跡」を書き足したものと思われます。

せっかく案内していただいたので、そこから学校跡を見に行ってみましょう。

まずは、利北分校から。

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校門前に立派な石碑がありました。

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ずしりと思いが染み込んだ感じの石碑です。

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校舎は特になにかに使われている様子はありませんでした。

 

私、2008年に現役当時の学校を撮影していました。

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どことなくぱっと明るい感じはあります。

 

では、もう一校も。

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新しめに見える学校の銘板。

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しかし、校門には新たなフェンスが設置され、中には入れません。中は、ソーラーパネルがたくさん敷き詰められていて、校舎はなくなっていました。

 

こちらの現役当時は、こんな感じ。

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広々とした空間は子供が駆け回るのに充分だったと思われます。

 

全国的に「分校」どころか、学校そのものが減っています。比例して学校跡は増えている、ということでもありますが、時代の流れとはいえ寂しいものです。