みちくさの技法

大人として身につけるべき「みちくさ」「かいぐい」「うたたね」のうちの「みちくさ」について、私の小さな事例をご紹介して参ります。

「ダムカード」は嚆矢にして頂点か

「公共配布カード」という言葉はいまいちまだ広く知られてない気がします。じゃあどう言えば良いかと言えば「ダムカードみたいなやつ」で、およそ通じます。

 

ダムカードは、2007年にスタートしました。当初は今ほどに増えると思っていませんでしたが、そこそこに頑張って集めました。増えてしまったので、トータルで50%も集まってない状態かな。平日のみはちょっと厳しいところあります。

 

理念やシステムについては公式サイトを御覧くださいませ。

www.mlit.go.jp

私が、ダムカードについて、もっともすごいと思っているのは、「配布終了したダムが無い」ことです。

大夕張、石淵、菅野のように、ダムそのものが無くなってしまったところは仕方がありません。けれど、ダムがある以上、一時的な欠品はあるにせよ、配布終了したところは無いんです。

ダムカードフォロワーのカードを作ろうとしているみなさまは、ここ! ここを一番肝に銘じて欲しいんです。これが収集家に対して、どれだけの安心感を与えているか。

全部集めることができるかどうかは、収集家次第です。正直、これだけ増えちゃったら無理だよなーと思うこともあります。でも、「自分自身で無理」と考えるか、「公式が一箇所でも配布終了しちゃったから自動的に無理」になっちゃうか、では、天と地との差があります。

# マンホールカードでは、昭島市のショックが未だに蔓延しています。昭島が集められないんだったら、ほかももうやめようかな、という動きが出てしまうんです。予算確保が難しくて当面できないのであれば、「未定」とでも書いておけば、それだけで全然違うのに……。

 

そしてダムカードの優れた点はもう一つ、情報が一箇所に集約されていることです。○○周年などの記念カードについては、各地区ごとだったりダムごとだったりしますが、公式については完全に一本化されています。これも大事なことです。半年に一度の更新ですが、実はちょこちょことリストに手が入ったりしていますよね。

 

収集家と呼ばれる人種の中には、ときどき、めんどくさい、厄介な人も混じっています。転売屋も含めて。

私自身はそうならないように気をつけていますが、そういう面倒な人を見かけたときに、注意できるかと言えば、正直難しいです。一人の変な人がいたがために収集家全体が悪く思われてしまうのは心苦しいです。それでも続けてくれるダムのみなさまには感謝しかございません。

 

このままもうしばらく突っ走っていただければと思います。ついていきます。