みちくさの技法

大人として身につけるべき「みちくさ」「かいぐい」「うたたね」のうちの「みちくさ」について、私の小さな事例をご紹介して参ります。

「都道府県市区町村の広報誌」を集めているんですが……、

今からもう20年も前に、かなり軽い気持ちで始めた……ように記憶しています。都道府県市区町村の広報誌収集。
全国1,896の自治体と政令指定都市の市の広報(区のものだけで、市のものは無いところもあるかも)、そして都道府県47の広報誌が対象ですので、ざっくりと1,963、かな?
そのうち、1,106の市区町村の広報誌が収集済みで、都道府県については、岩手、石川、岡山、徳島が未収です。
平成の大合併前に収集を開始したので、消滅した自治体の広報誌も、429ほどあります。
つまり、えーと、約1,500冊ほど家にある、ということになります。

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例)山梨県の消滅自治体の広報誌

基本的には、それぞれの役場に行けばもらえます。ラックに置いてあるところもあれば、担当課まで行って出してもらうケースもありますし、有料で販売しているところもありました。
月刊が多いかなと思いますが、大きな自治体では月に2回。通常版とお知らせ版があったりします。地方だと、3、4ヶ月に一回なんてところもありますし、そもそも自治体発行ではなく、公民館報なんてところもあります。今の所、無い、という自治体にあたったことはありません。何かしらのお知らせは必要でしょうから、形は違えど存在はしているかと思います。

 

訪問時の最新版のものを1部、コレクションとします。通常版とお知らせ版があれば、通常版のみでもよいと思っていますが、まあ、お知らせ版もセットで。
表紙のデザインは割と頻繁に変わりますが、変わったからと言って集めなおしたりはしません。市制施行などの場合は、それぞれでもらっています。
消滅自治体については、なるべく最終号にこだわって集めていました。あのようなお祭り騒ぎは当面ないでしょうね。

 

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さて、この広報誌収集、何が大変かと言えば、……収納場所です。
1,500冊の広報誌がどのくらいの幅になるか、想像してみてくださいませ。画像に示したのは、関東地方の収集済み広報誌を収納したキングジムファイルです。千葉県のは8cm幅かな。埼玉県などはそれが2冊。栃木などは5cm幅の標準的なもので収まっていますが……。
そうです、たとえ一つの県が、一冊で収まったところで、最低これが47冊、家にある、ということになるんです。

 

会社か。

 

薄っぺらい冊子という印象だった広報誌も、チリツモ。びっくりするほど重くて、場所をとるものに変貌してしまっています。


でも、いまさらやめるつもりもありません。
市場価値や資料的価値はほぼ無いと思います。内容はpdfで公開されていたり、各自治体に行けば保管されているでしょうし。消滅自治体の最終号がある程度まとまっているという意味においては、まあまあ、かしらと自画自賛しますが……。